夢のハゲ治療実現か？

黒ごまでハゲは治るか
発毛増毛実験室

"完全無欠の完璧ハゲ" 克服を目指す実況中継！

iPS細胞を使った最先端の再生医療技術は、
夢のハゲ治療を実現するのでしょうか？

資生堂は、
細胞培養で毛髪の再生をめざしますが、
この試みは復毛（毛髪回復）の救世主となるのか。

薄毛の根本的な克服をめざす、
最新の医療技術に迫ります。

2014年9月、
目の病気である加齢黄斑変性の患者に、
網膜色素上皮が移植され、
ｉＰＳ細胞を使った再生医療が、
世界で初めて行われました。

その後、約一年が過ぎましたが、
手術を実施した理化学研究所の、
高橋政代プロジェクトリーダーさん達によりますと、
患者さんの経過は良好で、
がん化などの問題は起きていない、
ということです。

がん化する可能性もあっただけに、
その問題が克服できたのは、
iPS細胞の安全性という観点からは、
大きな前進だったといえます。

役には立つが、
がんの危険性が常に付きまとう、
というのでは、
この万能細胞の価値も半減してしまいますからね。

そして、このiPS細胞を利用して、
失われた毛根を再生し、
夢よもう一度とばかりに、
ふさふさの髪をよみがえらせよう、
という試みが、
資生堂をはじめとする企業によって、
着手されたのです。

実現すれば、
まさに毛髪革命とでもいうべきことで、
夢のハゲ治療が確立することになるかも知れません。

資生堂というと、
どうしても化粧品のイメージが強いですが、
この資生堂が毛髪の再生医療事業に参入して、本格的なハゲ治療技術の確立を計画しているようです。

これまでの薄毛対策は、
例えばかつらをつけるとか、
養毛剤や育毛剤の類を使うとか、
植毛手術に頼るとかいったものでした。

今回の資生堂がめざしている毛髪再生医療は、
こういったものとは根本的に異なる画期的なもので、まさに髪の再生と呼ぶにふさわしいものです。

何しろ、まったく毛のなくなった頭皮部分にも効果が期待できるようですので。

資生堂が考えている毛髪再生の手順は、
以下のようになります。

①頭部の毛髪のある部分から直径5ミリメートル程度の「底部毛根鞘細胞」を分離する

ここがこの技術の最大のハードルになります。
つまり、後頭部でも側頭部でもいいのだと思いますが、
とにかく自分の毛髪が最低でも5ミリ四方程度は残っていないと、
この技術は利用できないようです。

ただ、黄金大将自身も含めて、
大抵の薄毛の人たちも、この程度の髪の毛は余裕で用意できるはずです。

ここが植毛手術との大きな違いとなります。

②数カ月かけて細胞を培養し、毛のない部分に注射して、毛根を活性化させる

この過程が、この新技術のセールスポイントになります。

髪の毛がなくなっているのは、
毛根の奥にある「底部毛根鞘細胞」と呼ばれる毛髪の成長に影響を与える細胞がダメージを受けているからなので、
その細胞そのものを数百万個に増やし、
増やした細胞を再び脱毛部に注射するというものです。

こうすることで、
注射された細胞が毛根付近に広がり、
毛根を刺激して髪の毛が再び生える状態に戻るのです。

とにかく、毛髪の成長を左右する細胞を大量に投入するのですから、
その効果は、メーカーの宣伝通りのものに近いのではないかと思われます。

何しろ、毛根部分に超強力な発毛刺激剤を注射するのですから。
効果のほどはもって知るべしです。

この再生医療を使った治療方法は、
男女ともに効果が期待できるそうですので、
薄毛に悩む多くの方々には、
またとない吉報なのではないでしょうか。

治療費も数十万程度の可能性もあるということですので、
2018年と見込まれるこの夢の復毛再生治療法登場を、
指折り数えて待つことにしたいと思います。

早く来てくれ毛根再生！
もうすぐ来るかハゲ革命！

P.S.
資生堂による、
このiPSによる自家細胞移植の費用は、
現在のところ、
数十万円～200万円ぐらいになるのではないかと言われています。

200万だとちょっと考えてしまいますが、
数十万程度なら、
他の人たちの成功度を見たうえで、
やってもいいかなという気はします。

ただし、あくまでも、
実際に試してみた人の生え具合を見た上ででのことです。

他人の生え具合で、相撲を取るということです。